前置き

インターネットを使う時、検索から逃げることはできない。

学生、社会人、職種に関係なく、調べ物をするだろう。

ChatGPT を始め、AI が台頭している時代こそ「検索能力」が重視されると私は思う。

例え話をする。困りごとが発生し、周囲の人に相談した。

すると「分からなかったらググれ」と言われた経験がある人も多いのではないか。

エンジニア用語を用いずに言えば、「聞く前に調べましたか」ということだ。

何をググればいいか分からないんだよ!! となったのではないか。

というわけで、個人的なググり方 = 検索のコツを記載する。

「何を」検索するか

例えば、プログラミングでエラー文が出たとする。

このエラー文はWSL(Ubuntu)で vivliostyle-preview のブラウザが立ち上がらない時から引用している。

$ vivliostyle preview
✖ launch =launch =Target page, context or browser has been closed
Browser logs:

<launching> /home/<username>/.cache/ms-playwright/chromium-1112/chrome-linux/chrome --disable-field-trial-config --disable-background-networking --enable-features=NetworkService,NetworkServiceInProcess --disable-background-timer-throttling --disable-backgrounding-occluded-windows --disable-back-forward-cache --disable-breakpad --disable-client-side-phishing-detection --disable-component-extensions-with-background-pages --disable-component-update --no-default-browser-check --disable-default-apps --disable-dev-shm-usage --disable-extensions --disable-features=ImprovedCookieControls,LazyFrameLoading,GlobalMediaControls,DestroyProfileOnBrowserClose,MediaRouter,DialMediaRouteProvider,AcceptCHFrame,AutoExpandDetailsElement,CertificateTransparencyComponentUpdater,AvoidUnnecessaryBeforeUnloadCheckSync,Translate,HttpsUpgrades,PaintHolding --allow-pre-commit-input --disable-hang-monitor --disable-ipc-flooding-protection --disable-popup-blocking --disable-prompt-on-repost --disable-renderer-backgrounding --force-color-profile=srgb --metrics-recording-only --no-first-run --enable-automation --password-store=basic --use-mock-keychain --no-service-autorun --export-tagged-pdf --disable-search-engine-choice-screen --no-sandbox --allow-file-access-from-files --disable-web-security  --lang=en --user-data-dir=/tmp/playwright_chromiumdev_profile-7QTpYX --remote-debugging-pipe --no-startup-window
<launched> pid=1818
[pid=1818] <process did exit =exitCode=127, signal=null>
[pid=1818] starting temporary directories cleanup

<username>表記はユーザーごとに違うため、この表現に置き換えている。

長文のエラーを全て検索してもダメな時がある。

その場合、単語を区切って検索することがおすすめだ。

例えば、「vivliostyle browser can’t launch」や「vivliostyle preview context or browser has been closed」という感じだ。

必要な要素は異なるが、単語で検索は覚えておいて損はないだろう。

「どこで」検索するか

この記事のタイトルにもある通り、検索は Google を用いることが多いだろう。

Yahoo とか Bing とか色々な検索エンジンがあるが、大切なのは検索エンジンではない。

検索結果のサイトを絞り込むことが重要だ。

例えば、Python のprint関数について調べるとする。

検索エンジンの上位に出てくるものは、SEO 対策(検索上位に出る作業)をしたサイトが多い。

例えば、プログラミングスクール・アフィリエイトブログなどだ。

(残念ながら)広告ばかりで内容が薄い、いわゆる「いかがでしたか」サイトが多かったりする。

もちろん、ちゃんと説明しているところもあるが、あまり多くない。

ドキュメントが存在するものを調べるならば公式サイト・ドキュメントをおすすめする。

プログラミングに限らず、公式サイト・ドキュメントが存在していれば確認すると良い。

分かりづらい書き方や、別言語で書かれていることもあるだろう。

だが、中身のない情報で時間が潰れるより、役に立つはずだ。

公式サイト・ドキュメントを読んでも分かりづらいというとき、特化したサイトを見るとよい。

料理ならば、クックパッドのようなレシピ検索サイトがある。

エンジニア・プログラミングならば、GitHubstack overflowがある。

調べる対象と合致した、特化したサイトがあれば見てみると良いだろう。

注意してほしい点として、特化したサイトのふりをしたサイトも存在する。

例えば、stack overflow を再翻訳しただけのページなどだ。

検索で表示されるサイトをフィルタする方法は、また別の記事で紹介する。

2024-12-15 追記: 調べものするならuBlacklistを使おうを書きました。

そもそも調べる必要があるのか

検索で気を付けることは書いたが、検索エンジンで調べる必要があるのかという視点はあってもよい。

別の方法で解決できるならば、それで問題ない時もある。

「現時点で」相談すべき内容なのか、相談してもよいタイミングなのか。という意識は必要かもしれない。

おわりに

単語で区切って調べる公式サイトやドキュメント、特化したサイト内で調べる調べる必要があるか考える

この 3 つを覚えておけば、何かの役に立つだろう。