大学とeスポーツがつくる接点
「ここをクリックしてください」では、伝わらなかった。 eスポーツの体験イベントには、普段からゲームを遊ぶ人だけが来るわけではない。 マウスやキーボードに慣れていない子どももいれば、初めてゲームに触れる高齢者もいる。 子どもには、ドラッグの操作から説明する。 あるイベントの『太鼓の達人』では、「ドン」と「カッ」の違いから伝える。 津幡町eスポーツフェスタで出展したGeoGuessr では、風景から場所を探す以前に、地図を動かし、予想した位置へピンを刺す方法を知ってもらう必要があった。 ゲームを知っている学生にとって、どれも説明するまでもない操作だった。 しかし、イベントの参加者にとっては違った。 自分たちの「当たり前」をそのまま渡しても、相手は遊び始めることさえできない。 学生は、ゲームを教える前に、相手がどこで困っているのかを見る必要に迫られた。 ...