大学とeスポーツがつくる接点

「ここをクリックしてください」では、伝わらなかった。 eスポーツの体験イベントには、普段からゲームを遊ぶ人だけが来るわけではない。 マウスやキーボードに慣れていない子どももいれば、初めてゲームに触れる高齢者もいる。 子どもには、ドラッグの操作から説明する。 あるイベントの『太鼓の達人』では、「ドン」と「カッ」の違いから伝える。 津幡町eスポーツフェスタで出展したGeoGuessr では、風景から場所を探す以前に、地図を動かし、予想した位置へピンを刺す方法を知ってもらう必要があった。 ゲームを知っている学生にとって、どれも説明するまでもない操作だった。 しかし、イベントの参加者にとっては違った。 自分たちの「当たり前」をそのまま渡しても、相手は遊び始めることさえできない。 学生は、ゲームを教える前に、相手がどこで困っているのかを見る必要に迫られた。 ...

Posted: 2026-08-24 · 101ta28

AIは学びを奪わない支援者になれるか

学生から、既存プロジェクトのチーム開発研修にAIコードレビューを活用したい、という相談を受けた。 Gemini Code AssistやCodeRabbitのようなツールを使えば、人間が見落とした問題を見つけたり、レビューの負担を減らしたりできるかもしれない。 新人にとっても、自分だけでは気づけない問題を知る機会になるだろう。 ただ、AIの指摘どおりにコマンドを実行し、修正を反映するだけで研修になるのだろうか。 AIレビューによってコードは良くなる。では、そのコードを書いた人も成長するのか。 ...

Posted: 2026-07-16 · 101ta28

eスポーツは地域の学び合いを生み出せるか

前置き 2026年7月12日、「津幡町eスポーツフェスタ2026 」に参加した。 私が顧問を務める「金沢工業大学eSportsプロジェクト」が出展し、私も引率として参加した。 出展したゲームは、Googleストリートビューの風景から現在地を推測する「GeoGuessr」だ。 ...

Posted: 2026-07-12, Updated: 2026-07-14 · 101ta28

学びを奪わない支援の設計

学生のころ、自分は「なんやねんこれ」と思うところから学ぶことが多かった。 名付けるなら「疑問駆動」とでも言うのだろうか。 きれいに整えられた教材や手順よりも、少しわかりづらい仕組み、うまく動かない環境、公式には丁寧に説明されていない抜け道のようなものに触れたときの方が、強く調べた記憶がある。 ...

Posted: 2026-06-27, Updated: 2026-07-14 · 101ta28